墓地・墓所・お墓、これらの違いは何でしょう?
ちなみに広い土地に公園風につくられた共同墓地を「霊園」といいます。
カロートとは墓石の下に遺骨を安置するためのスペースのこと、納骨棺をいいます。床は土のままになっていますが、これは「死後は土に返る」との考えのためです。
実際に関西・中部・中国地方では遺骨が土に返るように納めるようですが、関東・九州地方では骨壺のままで納めるのが主流です。
法要の時などに使用する細長い板のことをいいます。サンスクリット語のストゥーバを日本語に当てた名称です。ストゥーバとは仏舎利を祀る供養塔、すなわちお墓を指す言葉です。
卒塔婆の上部は五輪塔を模した形になっており宇宙の五大要素、空・風・火・水・地を表しています。 なお、浄土真宗では使用しません。
生前に墓を建てることを寿陵(じゅりょう)といいます。最近の墓地不足などから、お墓を確保する手段としてここ数年増えてきていますが、本来は縁起の良いこととされ功徳の高い行為だそうです。
生前墓ともいわれ、生きている間は文字を朱色にいれておき亡くなった時に黒くします。
和型墓石の多くは「○○家」などと文字が刻まれているものが多いですが最近良く見られる洋型・オリジナル墓石には自由な文字や言葉を刻むことが増えています。
墓石に刻む文字には制限等はありませんので「愛」「やすらぎ」などのほか、故人の言葉、好きな文章を使うのも良いかもしれません。 実際に霊園へ行ってみると個性的な文章を見ることが出来ます。
木の近くに建ててはいけない、墓石は南東向きが良いなど、お墓を建てる時には墓相に関しても気になるところです。
では実際にはどうなのでしょう、ただの迷信なのでしょうか?それを信じるか信じないかは個人の問題ですのでなんとも言えません。昔からの言い伝えには利にかなった事柄もたくさんありますが...。
新しく墓地を建てた時には開眼供養という儀式を行います。これにより、ただの石から故人の魂が宿るお墓へと変わるわけです。
「入魂式」「魂入れ」ともいわれ僧侶の手によって行われます。浄土真宗では「建碑式」と呼ばれ、その意味合いは若干異なるようです。
改葬などの際お墓を移動する前には「御魂抜き」という法要を行います。
これは開眼供養とは全く逆で石に入れた魂を抜いてお墓を普通の石に戻すための大切な儀式です。 墓石として使用した石の処分については石材店などに相談するのが良いでしょう。ただの石に戻ったからといって、その辺に放置することは絶対にいけません。
日本における墓石の源は「古事記」に記述されている国産み神話にあります。
日本初の夫婦神である、イザナギとイザナミの神話です。イザナミは国産み・神産みにおいて兄であり、夫であるイザナギとの間に日本国土を形づくる多数の子を設けます。火の神カグツチを出産した際に火傷でイザナミが命を落とした後、亡き妻を訪ねてイザナギが黄泉の国へ向かいますが、そこで出会ったイザナミの腐敗した死体を見て、あまりの変わりように驚き逃げ出してしまいます。そして黄泉の国の出口を石で塞ぎ最後の別れをするのです。
この石が「千引石(ちびきいわ)」で墓石の起源といわれています。